フクロウネタをいくつか拾ってるけど、書かないまま時間が経って、気付いたらなかったことにしてること多々あり。
いかんなぁ・・・。
今日はフクロウや野鳥の保護の件でいくつか。
誤認保護(善意の誘拐、フクロウたちにとってはただの誘拐)の話は、このblogで何度も書いてきたので、ご存知の方も多いはず(前回は
これ)。
今も相変わらずメディアは「カワイソウなフクロウを助けてあげた善意の人!」的な扱いをするので、ちょっと困る。というか、これまで地方ニュースでしか流れてなかったようなネタが、全国ネットで流されたり、インターネットで検索できるようになったので、余計に目につくのかもしれない。
少し前には例の、「家の中にフクロウの雛が落ちてくるので、可哀想だからササミで育てて山に帰してる(たぶん死んでる)」というおばあちゃんや、各地でフクロウの雛を目撃した、拾った、保護した、という報道があったり。フクロウおばあちゃんのリンクを貼ろうと思ったら、2012年のものは消されているのか出てこない。なかったことにされたかな・・・? 2010年の記事は変わらずあるので、もし気になる方はそちらをご参照ください。これまで52羽だったかを拾ったそうですよ。そうですか、52羽も・・・。善意でやってるのはわかるけど、誰か間違いを訂正してあげることはできないんだろうか。
新聞の中には「間違いでした、正しくは元の場所に帰してください」と訂正した例もあったけど、これはほんのごく少数。大半はそのまままた来年も、再来年も、勘違いしたまま綿々と続いていきそうな感じだったりする。
実際つい最近、『フクロウ飼ってます!』からみで長野の新聞社や、タウン情報誌の方に取材されたけど、「雛をひろわないでキャンペーン」の認知度はえらく低い(というか知られてない)。ここぞとばかりにアピールしておいたけど、野鳥の会の中の人は、ぜひもっとがんばってほしい(笑)。
ヒトと野生の動物たちとの距離を間違えると、往々にしてお互いに悲しいことになる。
山梨の善光寺では、少し前に巣立ったフクロウの雛が衰弱死してしまった。どうやらカメラマンやウォッチャーたちの観察圧が原因。毎日何十人もの怖い人間たちに取り囲まれてカメラを向けられていたら、そりゃ親フクロウだって近づきたくなくなるよね・・・(元記事は
こちら)。自分さえよければいい、と思ってる人たちのせいで死ぬフクロウが可哀想すぎる。野生動物に近づくなら、それ相応の距離感を持って臨むべきだと思う・・・。フクロウを殺してしまったら折角のいい写真も何も台無しでしょう。きっと撮影された画像には「お腹がすいたよ、助けてよ」ってフクロウ雛の顔が写ってるんだろうと思うと、ちょっとやりきれない。写してる人は気付いてないだろうけど。
続きは動画をいくつか。
続きを読む
posted by モリフクロウ at 13:02|
Comment(3)
|
TrackBack(0)
|
傷病鳥獣保護
|

|