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『フクロウ飼ってます!』発売中です。参考になるレビューをいただきました。ありがとうございます。自分と違う飼い方を認められない事実誤認のレビューもネタとして面白いので必見(笑)! やばいなー、シーシェパードって言われちゃったよ。もう。 

2013年03月27日

フクロウ飼ってます!

ちょっと前にtwitterでお知らせいただいて初めて知ったんだけど。
どうも『フクロウ飼ってます!』在庫が切れてるみたい。
下手すると初版売り切れたらしい・・・。

書店から出版社に問い合わせていただいたところ、出版社にも在庫ないって・・・。

あー・・・。
ちなみに筆者は何もできません。お知らせいただいて申し訳ないのですが、今一度書店さんに確認していただきたく。場合によっては系列の書店から在庫を融通してもらえることもあります。

何かの間違いかと思ってamazonを見たら、フクロウ飼ってます!の中古価格がえらいことになってるし(汗)。思わず飲んでたコーヒー噴きそうになった(笑)。その価値はないって。ないないない(笑)。ちょっと前まで在庫もあったし、中古本も800-1000円くらいで推移してたと思ったんだけど、ちょうどハ○ー・ポッターとか放映されたりなんだり、買ってくださった方が何人かいたってことなのかな。ありがたやありがたや。 
fuukurokattemasu.jpg
重版されるかどうかは出版社次第で、それもある程度動く見込みがないと無理そう。もし今この本を入手したいと思われる方がいたら、お手数ですが一度お近くの書店さん経由で出版社にお問い合わせください(系列の書店から在庫が融通される場合もあるし、ダメでも出版社に情報が行くので)。amazonは在庫が切れたらamazon側の都合でしか補充されないので、欲しいという要望は吸い上げられないのです。

かつてのbk1のサイト→hontoや、楽天ブックスフクロウ飼ってます!でもなさげのような・・・。セブンネットやe-hon、ブックサービスもダメっぽい。

あー・・・本当に著者は何もできないんだよねー・・・。

そんなこんなで。大変お手数ですが、よろしくお願いします。それからお願いついでに。amazonで書籍のKindle化リクエスト (このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。ってやつ)を受け付けてます。こちらはちゃんと情報が出版社に行くみたい。よければkindle化要望にご協力お願いします。

これまでお買い上げくださった沢山の方たちに感謝。手間なのにちゃんとレビューを書いてくださった方にも感謝しつつ。全方位に足を向けて寝られないな・・・。

  




posted by モリフクロウ at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | フクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月22日

知床の鳥類 (しれとこライブラリー)


10年以上前のものだけど、知床にいる野鳥についてまとめられた本。
シマフクロウ、オジロワシ、オオワシをメインとして、海の鳥、山の鳥、森の鳥たちを集めたもの。写真集というわけじゃなくて、斜里町立知床博物館が編集した学術的なデータを集めたものなので、そういうのを読んで苦にならない人にお勧め。勿論シマフクロウに結構なページを割かれていたので、迷わず買った。
・・・巻末の索引が、アイウエオ順じゃなくて、科ごとに分かれてたのには参ったけどな・・・。

翼開長180cm、体長70cm、日本に生息するフクロウ類で最大のシマフクロウは、絶滅危惧種として登録されており、日本国内での生息数は約50つがい140羽程度しか残されていない。餌の魚類や営巣木の減少によって、数を減らしたと考えられている。
知床は自然豊かだというイメージでいたけれど、実際には開発もかなり進んで、大きな木などがなくなっているらしい。この本でも、シマフクロウの住む森林の状況が詳しく調べられていたり、貴重な巣の写真を見ることができる(貴重なペリットや羽根の写真も)。直径1mもある木の存在に圧倒される・・・が、実査にはもうほとんどそんな巨木は残っていないんだそう。
ドラム缶をぶった切って穴をあけたような巨大な人工巣を設置したり、雛を人工飼育したりする取り組みもあって、90年代の終わりに100羽しかいなかった頃から徐々に数は増えているらしい。でもほんのちょっとバランスが崩れればあっという間に絶滅してしまうであろう、危うい綱渡り状態。
どんな巣か見たい方は『日本野鳥の会・シマフクロウ保護の取り組み』でどうぞ。

この本では、シマフクロウの生態、餌や巣、巣から餌場である川までの距離など各種データについて簡単にまとめられている。また、シマフクロウを保護するためにどんな取り組みをしているかにも触れられているので、興味のある方は是非読んでみることをお勧め。ちなみに全頁カラーで、貴重なシマフクロウの雛や成体の画像も7点ほど載っているよ。卵の画像もアリ(といっても、丸くて白い何かでしかないけど(笑))。

数が減って存在が忘れられないように、決して絶滅なんてことがないように、たまにはシマフクロウのことを考えてみてほしい。仮にどこかに巣があったとして、繁殖期かどうかに関わらず決して近づかないでね。それだけで巣を放棄して貴重な繁殖シーズンを失ってしまうことがあるから。

posted by モリフクロウ at 11:53| Comment(2) | TrackBack(0) | フクロウ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月19日

シロフクロウのこと

snowyowl.jpg
以前もなんか書いてた気もするけど・・・土曜日にハリー・○ッターが放映されててですね。直後からシロフクロウの検索が急上昇した(笑)。
「飼えるのかな」とか「どのくらいのお値段なの」とか、みんな考えることは同じらしい。

以前に書いたのはこんなの(『シロフクロウは飼えません!』)やこんなの(『シロフクロウの飼い方(某テレビ番組に対する話)』)。毎回飼えないよ、って怒ってるな(笑)。ペットショップで「簡単に飼えますよー」とか言うの実際に聞いてた頃だったしね。うん、まぁこの頃は若かった(笑)。今書き直すとしたら、「飼って飼えなくはないけれど、安易に初めてフクロウを飼う人に勧める気には到底ならないレベル。やるならエアコンなど完備して、最後まで戦う覚悟で飼ってね」って感じ? 獰猛というつもりはまったくなくて、大型犬がじゃれついてきても本犬には遊びだけど、人間には体当たりだったりするようなヤツ。シロフクロウが巣に来る人間に体当たりするのを見て「シロフクロウは獰猛で危険だ」とかいう人がいるけど、どんなフクロウだって巣や雛を護るためにやる行動だよ。モリフクロウやUral owlだって失明した人がいるわけだし。人間が領域侵犯しておいて何言ってるんだろう、と思う。

ワシミミズクとシロフクロウって、大体同じ大きさの種もいてほとんど飼い方が変わらないと思われてそうなんだけど、実は適応環境が大分違う。
同じ環境で同じように生存しているなら、別の種である必要はないわけで。ワシミミズク=ヒグマ。シロフクロウ=シロクマ(ホッキョクグマ)と思ってもらうといいのかも。シロフクロウは北極圏の寒さに適応しまくってる種なので、暑さに弱い。単に暑さに慣らすだけならちょっとずつ暑いところに置いてやればいいと思うんだけど、いわゆる日本の蒸し暑さとかさまざまな病気に対する抵抗力とか、いわゆる温帯あたりに住んでるフクロウたちとはちょっと違うと思うんだよね。まぁワシミミズクと言っても、普段よく見る茶色いアレじゃなくて、白くて大型の北方に住んでる種は、やっぱり暑さや蒸し暑さに弱くて、そういう種とならシロフクロウは似てるかもしれない。

 
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posted by モリフクロウ at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | フクロウ飼育の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月15日

ヒヨコヒヨコヒヨコ

exploring.jpg初日のヒヨコ。

いくつかお問い合わせがあったので簡単に書いておくけど、うちはものすごいスパルタなので、真似をしてどうなってもしらないよ?(笑)

ヒヨコの入手方法。

1)近所で飼ってる人から分けてもらう(もしくはどこから手に入れたか聞いてみる)
 近所だと移送の負荷もないし、雛だけでなく餌のことなんかも聞けるから、いいことづくめだと思う。あんまり近所にニワトリ飼ってる人がいない気もするけど。あと、少数飼ってる人にしてみれば、ペットを分けてくれって言われるようなもので断られるかもしれない(汗)。そしたら次買うときに一緒に買えないか聞いてみるとか、まぁ頑張って。

2)養鶏場から分けてもらう
 もし近所にあるなら1に同じ。養鶏場は頻繁に大量羽数入れ替え(涙)するので、お願いしてタイミングがあえば、ヒヨコも、中雛や大雛も分けてもらえると思う。ただ、最近は鳥インフルエンザなどの影響で、そもそも養鶏場に一般人が出入りすることを禁じてる場合もあるから、事前に電話などでちゃんと確認してからお願いすること。ワクチンやデビークなども済んでることが多い。

3)雛の繁殖場(種鶏場)から購入する
 養鶏場などに大量におろすための雛を孵化させているのが繁殖場(種鶏場と呼ばれる)。特定の種を作出しているところもある。ただし基本は卸売りがほとんどで、一度に50羽や100羽飼わないといけなかったり、後述する理由で配送してもらえなかったりするので、かなり厳しい・・・。

4)インターネットなどで購入する
 これ、段々厳しくなってきてるよね。以前はオークションなどで大量に売られてたんだけど(フクロウたちもそう)・・・生体をオークションで売るとは何事か、という話もあって、規制がかなり厳しくなってきてる。今後はそもそも対面販売しかダメになるかもしれない。とりあえず現状はまだヒヨコの通販や成鶏の譲渡などをやってるサイトもあるので、そういうところをチェックしてみること。

5)自分で卵を孵す
 孵卵機を自作するなりして孵す。うん、まぁこれも21日間面倒見ないとならないので大変。前も書いたけど、家庭用に海外製の孵卵機を扱っているところもあるけれど、故障した機械を送りつけた上に対応しなかった最低の代理店もあったりしてね(べ●バードとか!)。直売所などで有精卵が手に入るようなら、こういう方法もあるって程度かなぁ。


あ、うちが一番最初にやったのは5の孵卵機だけど(笑)。むしろほかにいい方法があったら、ぜひ教えてください・・・。





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posted by モリフクロウ at 18:05| Comment(1) | TrackBack(0) | ニワトリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月13日

コキンメフクロウの食性

相変わらずコキンメフクロウの餌は虫って言い張る人がいて、なんだかなぁ・・・。うん、まぁ確かに虫も食べるんだけどね。虫は餌のごく一部。都合のいい情報だけを拡大解釈するのはやめた方がいいと思うんだけどね。そのあたりの話は『フクロウ飼ってます!』にも書いたけど。

小型のフクロウで虫を食べると言われてる種でも、人間が飼うならマウス、ヒヨコ、ウズラメインにした方がいい。理由はこれまでにも散々何度も述べて来たけれど、人間が与える虫餌では十分な栄養が摂れなくて偏ってしまうから。普通に人間が与えてる虫(コオロギやミルワームなど)だと、リン酸が多くてカルシウム不足になりやすい(Ca:P ratio)。歩けなくなったり骨がもろくなったりするよ。ある餌にカルシウムまぶせばいいや、って考えはやめた方がいいと思うよ。人間がご飯にサプリメントパウダーまぶして食べ続けるようなもんだよ?
コキンメフクロウも野生ではちゃんと小型の哺乳類をとっているし、始終虫だけ食べているわけではないのは研究されていることだから。


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posted by モリフクロウ at 13:09| Comment(2) | TrackBack(0) | フクロウ飼育の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月11日

カラスの雛

karasu.jpgクチバシの先からつま先まで真っ黒なカラスの雛。
クチバシなんて艶々してるし、小さな黒い目がキリッとして・・・。

・・・嘘です。ヒヨコです。ニワトリの・・・。



blackchick.jpg週末に「なんでこんなに黒いの」っていうくらいに真っ黒な黒ヒヨコをゲットした。同じ黒っぽいヒヨコでも、実は2種類いて、足の色や嘴の色がちょっと違う。よく見ると手前は全部ほぼ真っ黒。後ろの個体はクチバシやつま先は普通(?)のヒヨコ色。頭のてっぺんや翼の先もほんのちょっと普通のヒヨコ色。
ニワトリにはいろんな種類がいるけど、こんな色のヒヨコもいるんだなぁ。うちにいたのはボリスブラウンや後藤もみじ系の雑種だったから、主に赤鶏のヒヨコ。体はヒヨコ色で頭だけこげ茶とか、基本的にヒヨコ色+差し色だったから、この色はあまりに新鮮だった。


 


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ラベル:黒ヒヨコ
posted by モリフクロウ at 11:57| Comment(2) | TrackBack(0) | ニワトリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月08日

Little owl

britishowl.jpgtwitterでコキンメの話が出て、ふと思い出して本棚を漁ってみた。少し前に買った本の中に、Guide to British owls and owl pellets って小冊子があった。これ、以前書いたような気がしてblogを探したんだけど、うまくひっかかるタグも何もつけてなかったらしくて見つからない・・・。で、また同じ話の繰り返しになったらごめん、なんだけどね。

この本、直訳するとイギリスのフクロウとフクロウのペリットのためのガイド。イギリスにいるフクロウや、フクロウの出したペリットを調べるために作られたらしい。屋外で使えるように、軽く防水コーティングされていて持ち歩いて調べることができる優れもの。作ったのはHawk and Owl trustというイギリスの団体。
で、ペリットを崩して出てきた骨のこんなやつは●●の下顎骨だとか、こんなのは鳥の骨だとか簡単に絵が描かれていて判別できるようになっている。モグラの歯とか前脚とか、なんていうかもうものすごいマニアック。各フクロウの出すペリットも原寸大のほんものそっくりな色の絵がついててね・・・。

 

littleowlfood.jpgで、ぼーっとイギリスのフクロウの紹介を見ていたら、こんな項目を見つけた。コキンメフクロウの獲物。虫、ミミズ、かたつむり、小さな哺乳類、鳥類、また、ベリー、フルーツ、草、他の植物など。
って。

・・・へー。

・・・ベリー・・・?

ビクトリア時代に大陸から外来種として持ち込まれてるところも書かれてるところは流石。
ベリーなんてペリットに出てくることはほとんどないから、食べてるところを観察したのかもしれないけど、他の学術系にはこういう話がほとんど出てないから面白いなぁと。以前フクロウとミミズの所でも書いたけど、これまでは落ちているペリットの観察がほとんどで、ペリットに残りやすいものしか餌としてカウントされていなかったから。昆虫やミミズ、他の無脊椎動物みたいな柔らかい部分は全部消化されて残らないので、あんまり大事なものという認識がされてなかったんだよね。

・・・でね。ここまで書いた後で、探しても出てこなかった記事が「コーティング」でかけたら出て来たよ(汗)。やっぱり書いてあったよ。思ってたより相当前だった(多分そんな前じゃないと勘違いして途中で検索やめてた)。ま、そっちの記事もリンクしておく。そっちの方が詳しく書いてたし。『ベリーを食べるコキンメフクロウ』

 

うちではモリフクロウが白菜食べたりミカン食べたりしてたし、本来なら餌のネズミや虫の内臓から、その動物が食べた物のミネラルやビタミンを摂取してるわけで、実はなんかいろいろと栄養素をまんべんなくとってるのかなぁ、と思ったりした。お蚕さんなんて、多分中身は丸々生の桑の葉で、ほとんど青汁飲んでるみたいなもんだったし(汗)。

うん、それだけ。あ、だからといってコキンメにカタツムリや野菜をやってどうなってもしりませんよ。日本とは生えてる草もいる虫も違うし、寄生虫だって何だってリスクはいっぱいあるからね。

 
posted by モリフクロウ at 12:35| Comment(3) | TrackBack(0) | フクロウ飼育の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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