

ラフロイグ クォーターカスク
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ラフロイグ自体は結構消毒薬臭い、いわゆるガツンとくるモルトの味だけど、これはかなり違うらしい。
バーテンダーがニヤリと笑う。
・・・っていうか、なんでそこニヤリなの?(汗)。
あれでしょ。滅多にモルトなんて頼む客がいないから、変わったのが来たらすぐ飲ませてみようって口。いや、まぁ面白いからいいけど。
そもそもどうして48度もある酒を何も聞かずにそのまま出すのか、という疑問はさておき。
最近の流行で、結構いろいろな樽で熟成させるときに甘めに仕上げるらしいが、これは特に甘いとのこと。
試しに1杯。
えー・・・。なんだこれ。
口に入った途端に広がるヨード臭さの後から舌に広がる甘さと、そのまま鼻に抜ける甘い香り。香りは普通のラフロイグっぽいのに、後の香りが甘いこと甘いこと。
まるで蜂蜜入りなんじゃないのかと思うほど。ココナツやマンゴーという表現を使っているサイトがあったけれど、それほど爽やかな甘さではなかったような。華やかな香りというほどでもなく。
バーボン樽にしちゃ、ちょっと甘くなりすぎてない??
オーク樽で熟成させた後、普通の500L樽の1/4の大きさのバーボン樽でフィニッシュさせているらしい。確かにクォーターカスクは小さな樽で、液体に対して樽に接する部分が多いとはいえ甘いな・・・。
個人的にはシェリー樽が好み。それもある程度ボディがしっかりしているものに、甘い香りがつく程度がいい。
どうもこのラフロイグ、普通のラフロイグに黒砂糖を入れたみたいな、バランスの悪さが気になる。色もまるでカラメルを添加してるみたいな・・・。
200年前の味を再現しようと試みた、とあるから、昔は本当にこんな味だったのかもしれない。200年前は、交通手段が発達していなかったので、酒を運ぶには小さな樽に移し変えて運ぶしかなかった。交通手段が発達して、今の大きな樽がそのまま運べるようになったのだそうだ。
そう考えると、これはこれでありかも。
昔の味を想像しながら飲むもよし。ラフロイグという概念を捨てて、新しいモルトと思って飲むもよし。
ちょっと目先を変えたいときに頼んでみると面白いかも。
管理人は甘党ではないので好みではなかったというだけ。
ラフロイグ クォーターカスク
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