まぁ元々「フクロウの飼育」だとか、「フクロウ ペット 飼う」だとかで検索されていることも多かったのですが。
日記でトビの飼い方を書いたから、ひっかかるようになったのかな?
続きを読む
フクロウの飼い方について、実はブログ程度に簡単に書ける内容ではありません。来られてる方も、ネットのあちこちに散らばっている、断片的な情報を集めようとしてるんじゃないかと思いますが・・・。
【フクロウの飼い方】
・ストレスを与えすぎない
・ご飯はバランスよくたっぷり
・毎日様子を観察する
簡単に言うとこんな感じ?
難しいのは、何をストレスと感じるかは個体によってバラバラだし、ご飯の量や種類も個体によって違うので、どこがいいのかが飼い主とフクロウの個体によって全然違うということでしょうか。
爪やクチバシのケアや、病院に連れて行かなければならないなど、どうしてもしなければならないこと以外にフクロウが嫌がってることを無理矢理させたり、餌が足りず体重が減りすぎた状態で、ずっとお腹が減ったーと鳴き続けるようでは、ある意味すごいストレスを与えていることになります。
たとえ嫌なことをされてフクロウが「嫌だよ」とサインを出しても、それを人間側が「嫌がっている」と受信できないとコミュニケーションできないわけですが。
・・・たまにいますよね。相手が嫌がってるのに気付かない人(しかもその人だけ)・・・。周りで見ていてハラハラしますけど。
以前にも書きましたが、フクロウの場合威嚇したりクチバシを鳴らしているのはまだ元気なうちで、そのうちぐったりと抵抗する気力もなくしてしまいます。ケージの中で壁を向いてしまったり、前に立ってる人間をまるっきり無視して見ないことにする、などいろいろな症状がありますが、やはりこちらの動きに全く反応しないような個体は、こういった症状が現れていると考えた方がいいかもしれません。
お店でこういうフクロウがいても、あんまりいじらないで、そっとしておいてあげてください。
また餌についてですが、フクロウは種類や個体によってサイズがばらばらで、スタンダードというものが存在しません。今普通に言われている重さについても、捕獲された鳥の平均体重を採ったもので、飼育下でのデータはほとんどありません。飼育されている場合餌は潤沢にあるはずですから、実際はよくいわれる重さよりも重い個体も存在します・・・うちのニシアメなんてそうですが・・・。
ですから、そのフクロウのMAXの体重を測らないで一方的に食事制限をするのは無謀なことです。餌に対する反応が鈍くなるまでは体重をあげ、それから徐々に減らさないと、一体どこが適正だかわからない筈です。人間が目標のないダイエットをしてるようなものですね。
また、こういう食事制限をしているときは毎日体重を測らないと、万一消費カロリーが与えたカロリーを上回っている場合、徐々に体重は減っていきます。ある時期はその量で丁度よくても、寒くなったり、飛び回ったりすれば、簡単に消費カロリーは増えます。その結果餓死(食べてるはずなのに)に至ったフクロウを沢山知っています。
餌を与えてさえいればいいと考えるのは大きな間違いです。
勿論、餌は数日置きにやる、なんて大きな間違いですから、ちゃんと毎日1〜数回に分けて与えてください。鳥は胃袋が小さいんですから。
後は様子を見て、毎日気持ちよさそうにのびのび遊んで、食べて、寝てれば元気。
ということで、各論はアップしたものも含めてまたの機会に。
↓↓「記事が参考になった、ちょっと面白かったとき」↓↓


私の場合も断片的に情報集めのひとりです。とても勉強になりましたよ。私のブログは ほとんど飼育の事は書いてないですが・・←書かない理由もあるんですが
動物って固体によって違いますから たくさんの情報を知る事って大切だと思います。
これからも 記事楽しみに しております。
いやほんと、ほんのちょっとでもお役に立てて、ちょっとでも不幸なフクロウ(ペット)たちが減ったら嬉しいのですが。
ここでブログを書いたところでゴマメの歯ぎしり。未だに餓死したり誤飲で死んじゃうフクロウもいるんですよぅ(涙)。
ごめんなさい、設備云々の前に、申し上げたいことがあります。
1)怪我をした野生のフクロウの場合
野生のフクロウは法律により許可なしに飼うことはできません。その場合、まず都道府県の鳥獣保護関連の部署に届け出る必要があります。
病気等持ってる可能性がありますし、人間に捕まる時点で弱っているので、すぐに獣医に見せるほうがいいです。
そういう意味でも都道府県の鳥獣保護担当に連絡してください。無料で診察してもらえる獣医を紹介してもらえます。動物園で診てもらえるならいいのですが・・・大抵すぐ死にます。
2)日本に本来いないフクロウの場合
誰かの飼っていたフクロウが逃げ出した可能性がありますが、この場合、拾得物として警察に届ける必要があります。落し物と一緒。
3)フクロウの雛の場合
善意の誘拐の可能性がありますので、できたら拾った場所に返してあげてください。お願いします(詳しくは『雛を拾わないで http://tawnyowl.seesaa.net/article/16798476.html を参照してください』)。
と上記で挙げたとおり、道端で拾ったフクロウは、ほとんどの場合拾った人間が飼っていいものではないのです。人間が飼っていいのはペットショップで買ったペットのフクロウだけ、と考えてください。
ただし怪我などをしたフクロウで、傷病鳥獣として保護をする許可をもらってる場合は飼育することができます(上記の1の場合で、届出をした後、ボランティアとして飼育(飼養という)することができます)。
ただ、もし日本にいるフクロウ(Ural owl)だとしたら相当大変ですよ。体重は1キロを越えますし、とてもじゃないですが室内で放して飼うのはむずかしいです(野生なら尚更)。屋外に禽舎を建てて、そちらで飼うのが望ましく、多分皆さんが思ってるようなペットにはなりません・・・。人間にもあまり慣れないと思います。
餌代も月に数万かかります。ということであんまりお勧めできません。
これ以上はもう少し詳しい情報を聞かないとなんですが・・・。
もし上記の条件をクリアされた上で、もう少し詳しく知りたいというのであれば、コメントをもう一度いただくか、→のメッセージでメールアドレスを教えて頂ければお答えします。
重ね重ねうるさくて申し訳ないのですが、野生のフクロウで野生に帰せるのでしたら、是非野生に帰してあげてください。野生のフクロウを人間が飼ったとしても、是対幸せにはできませんから・・・何卒よろしくお願いいたします。