いつもアホだ、アホだ、と言ってますが、勿論フクロウだってバカじゃありません。賢いところもあります・・・こう書くとやっぱりバカみたいですが(汗)。フクロウの行動は取捨選択の積み重ね。
何かしようと思ったとき、行動と結果を予測して、天秤にかけて、そしてどうするか決めるわけです。
まぁどんな動物でも人間でも同じですかね?
あそこにある○×が食べたい
↓
敵に襲われる確率は10%
↓
今飛び出してひっつかんで帰ってくれば間に合う。
なのか
あそこにある○×が食べたい
↓
敵に襲われる確率は70%
↓
怪我したら洒落にならんからやめよー。
なのか。
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そういう意味で、フクロウの行動は打算ずく。
フィストコール(以前の記事はこちらとこちら)なんてその典型ですが、あれ、人間が好きだからやってるわけじゃありません。
やらなくていいのなら、絶対にやらない行動です。プリント個体だって、おねだりしなくても存分に餌がある状況なら、わざわざ人間の手になんて来やしません。面倒だもん。
人間の手に行けばご飯がもらえる
↓
でもこわい。どうしよう(WC)
↓
でもお腹すいた・・・しょうがないから行こう
小さなうちから馴らしてこれができるようになっていても、やらなくていいとわかればすぐやめます。ここがフクロウの天秤のシビアなところ。体重にほんのちょっと余裕ができたら、その日の飯は手に来ず食べません。翌日また体重が減ったら、しょうがなくやってきます。
なのでこれをキッチリやろうとする人は、体重管理が難しいんですね。うちは適当にしかやってませんけど(汗)。
ただ、人間への恐怖(赤字部分)が薄れれば、多少体重に余裕があってもちゃんと来ます。管理人が、まずはフクロウとの信頼関係を、と言ってるのはこういう理由だったりします。いやまぁ、うちは体重あげ放題なので、餌を持って行ってやらないと来ませんけどね(笑)。それも面倒くさそうに食うし。ヒヨコの頭やら、ウズラの背骨やら、ちょっとクチバシに当たるとペッと出すし。どういう贅沢三昧だ、お前ら(汗)。
フクロウの行動を見ていると、他にどうしようもないからやってること、というものもあります。例えばケージに閉じ込められること。勿論慣れますから、ケージの中で暴れても無駄だとわかると暴れなくなります。でも、ケージを開ければ一目散に飛び出してくることも。つまり、おとなしくしてるからと言って、外に出たくないわけではないのです。
あともう一つの例は、うちのモリフクロウ。
あんなに人なつこそうですが、うちに来た当時は人間の手が嫌いでした。実はあんまり言いたくないのですが(汗)、ペットショップで毎日グリグリされまくっていて、本人的にはそれが大嫌いだったようです。店員にやられてる間、すごく嫌な顔をしていましたが、それでもつながれているので逃げるわけにもいかず、顔をしかめてちょっとションボリしてやり過ごしてました。←見てたけど、その時は自分のフクロウではなかったので、遠巻きに・・・。
これもケージと同じ。どうしようもなく逃げ場がないから、おとなしくしているだけ。結局うちに連れ帰られた後、モリフクロウが自分の自由にできるとわかった途端、「触るなよ!!」とマジ切れ。管理人はあんまり触れなくても気にしませんから、適当に放っておいたところ、最近は頭を掻いても文句を言われないくらいに、人の手を嫌いではなくなったようです。
うちの人間大嫌いなプリントニシアメたちも、人間の手から餌をもらうのは平気になったし、爪の先などを触られても逃げ出さなくなりました。睨まれるけど(汗)。逃げるのも面倒だし、別にたいしたこともないからいいや、と思ってる風です。
結局、フクロウがある行動をするとき、それは思いつきではなくて、なんらか考えて行動した結果だと思ってください。
そして、その中には上記のようにどうしようもなくあきらめていることもあると思ってください。
「うちのフクロウはおとなしい」
「うちのフクロウはこんなことをされても平気」
「小さいうちからこうだから大丈夫」
と書かれている人がいますが、それがフクロウの本意なのかどうか。
ずっと同じ行動をしていても、実は他のことがやりたいのにできないだけ。やらなくていいならやらないのに。なんて考えてることも十二分にあり得ます。勿論、100%フクロウのいいなりになることはないのですが、どこまで無理強いさせてるのか見極めが必要だと思います。
フクロウだってバカじゃありませんから、やりたいことができなければそれはストレスに思いますが、毎日同じストレスを感じるよりは、段々と感覚を麻痺させていくようになります(ある意味あきらめ?)。
それがじんわりとストレスを感じながらも生き続けることになるのか、それとも感覚を麻痺させてやがて壊れていくのか、それともなんとか折り合いをつけて(例えば人間がこわくなくなるなど他の要因が改善されて)うまくやっていくのか。うちみたいに「そんなに手が嫌いなら触らないよ」と原因を取り除いてしまうのか。
それは飼い主さんと環境とフクロウとの関係ですから、なんともわかりません。
ただまぁ、そんなことも考えてあげてもらえると嬉しいです。
あ。ちなみに冒頭の写真。なんで鍋の蓋に乗ってるのかはわかりません。
ちょっと尾羽がつかなくて止まりやすいとか、頭のつき加減がステキとか、見晴らしがいいとか、そういうこと?? 管理人もまだまだ精進が足りないようです(笑)。





つないでいても、イヤなことがあると、最初のうちは逃げようと体を引いたり、逃げ場所を探してあちこち一生懸命高いところを見る行動をすると思います。表情(クチバシの周りの羽の動き)で見分けるのは慣れないとちょっと大変かもしれませんが。ペットショップの人が気付いてなかったもんな・・・(汗)。以前いた壊れたモリフクロウは、ペットショップの入り口でつながれていて、来る客来る客嫌だって言ってるのに触られた口。いやがってることに気付いてあげて、ケージに入れて保護するなり、好きに飛ばしていれば、きっと壊れなかったのに。
そうそう。放してる間は、本人が嫌なことがあるとプイッと飛んで行ってくれるのでわかりやすいんですよね。ツンツンしても逃げて行かないってことは、してもいいらしい? とか(←単に眠くて飛ぶのが面倒ともいう)。あんまりやると、やっぱり嫌われますが(笑)。
うちは体重多すぎで、あんまり「飯くれ」とねだってくれません・・・寂しい・・・。
反対に小声で「ピルルルルル」と抗議しつつも身体を引かずに大人しく目を瞑って頭なでられているのは、そんなにイヤでもないということかな?(ちょっと嬉しい)。
クチバシの周りの羽が表情を出してるとは気づきませんでした。観察してみますね。だいたい目つきとか体勢で判断してました。ガラス玉みたいな動かない目なのに、感情の色がでますよね。
「逃げる」ということは恐怖の表現の一つなのかなぁ、と漠然と思ってますが、逃げるときと逃げないときは、当然逃げるときの方がイヤ度高いんでしょうね。ピルルルル言いながらなでられてるのは、フクロウが体を引いてなければ
「痛っ、お前羽づくろい下手だなぁ」
ぐらいのコミュニケーションかも。ちょっとまだ整理つかないので詳しくはまた。
フクロウにも恐れや怒り、幸せといった感情があって、表情がそれぞれ違うように思います。
クチバシの周りの細い羽(うちでは鼻毛と読んでる・・・全然違うけど(笑))や、眉あたりの表情がかなり変わります。あー、固まってるときや壊れたときも顔が違うかな。
よーくみると、鼻毛がこっそり上下したり、左右に開いたりしますよ。