ここはモリフクロウとアメリカオオコノハズクを飼ってる人間のblogです。世の中にはベタ慣れのフクロウばかりではありません。どっちかというとありのままのフクロウたちの姿をつづってるblogなので、普通の人は書かないようなバカなことや、都合の悪い話もでてきます。 フクロウ(ミミズク、コノハズク含む)の飼育について調べてみたい方は、PCならtop→のフクロウ固定記事(抜粋したもの)、フクロウ飼育の知識カテゴリ(小ネタ系含む)、携帯ならtop下のほうの記事を参照してみてください。それ以外のオマヌケなフクロウたちはフクロウカテゴリにて。 右側にコンテンツがない方は、ブラウザの幅をぐぐっと広げると出てくるかも。 時々カテゴリ単位でチェックしていただくことをお奨めします。
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2013年05月13日

残念なお知らせ

実験の続きの前に残念なお知らせ。
前回元気なお知らせをしたばかりなのに、昨日骨折フクロウが亡くなりました。体重は750g。

数日前、松本で30℃を記録するような暑い日があり、その日を境に餌をあまり食べなくなり、遂に一昨日は何も口にせず水だけ飲んでいる状態に。それでも部屋の中を飛び回っているので、念のため捕まえてケージに入れて給餌をしたのですが、口も付けず。その日の晩にはバタッと倒れるような恰好で亡くなっていました。
獣医、傷病鳥獣保護の担当にも連絡済。
「わかってたことだから」「長生きした方ですよ」と慰められつつ。
室内なので直接日差しや気温の影響があったとは考えづらいものの、体が弱っていたらほんのちょっとバランスが崩れてもダメかもね、という見解に(もちろん飛び回ってまた炎症が悪化した可能性もあったり、考えられることはいろいろだけど)。餌は傷んでなかったし、数種類与えて選ばせてもみたし、フンやペリットも問題なかったし、肩の脱臼傷ほか、外傷はまるでなく。足の傷もかなり治っていたんだけどなぁ。

結局事故の状況がわからないからどこにダメージが残ってるかもわからないし、こちらも手助けしようがないし。
皆様の応援にお応えできず、誠に残念な結果となってしまいました。ほんの少し前までバタバタ部屋の中を飛び回ったり、外を観察していたりしたので、今でもいないことが信じられません。
最初から生きるか死ぬかわからない個体とわかっていて預かってはいたので、仕方のないことだけれど、やっぱり何度経験してもいなくなるのは辛いことです・・・。皆様のフクロウはぜひ長生きさせてあげてください。
骨折して人間に捕まって、毎日点滴やら投薬やらされて、人間が様子を見に行くと毎度嫌そうな顔でこっちを見ていた骨折フクロウ。最期の一瞬までよく頑張りました。

そんなこんなで。一応剖検を考えて冷凍保存したけど、特に不審な点もないのでその必要はないとのこと。これから庭の隅に埋めてきます。
実験の続きはまた今度。

辛いけど、傷病鳥獣保護ボランティアがいなければ、今度は運び込まれた獣医さんや保護担当の方が困ってしまうから。運び込まれて生き残れる個体はほんのわずかだけれど、それでも何羽かでも生き残って山に帰って欲しいと思うから、これからもボランティアは続けます(山に帰したからと言って、その個体が生き残って長生きするとは限らないんだけどね)。「また殺した」って言われそうだけど仕方ないね(汗)。


ラベル:フクロウ Ural owl
posted by モリフクロウ at 12:42| Comment(7) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月03日

骨折フクロウのGW

rai20130424.jpgああっ、世間ではGWに突入したというのに・・・休みは休みなんだけど、出かけたり部屋の掃除したり、気付いたら寝落ちしてる毎日(汗)。


とりあえず骨折フクロウの経過報告。
4月の頭にうちに来たとき、獣医さんの体重測定では690g。
そのあと数日は皆様ご存知の通り、水しか出ないは、マウスを食べたら吐き戻すは、ドキドキさせられた(多分体重は少し落ちたと思う)。
で、一応1週間くらいして体重を量ったら、750g。
それでも普通に考えて1割くらい増えてたので、ちょっと喜んだ。
その後しばらくは抗生物質投与したりなんだりでケージ暮らしの骨折フクロウ。

足の怪我が治らないまま先週末再び獣医さんの所で体重測定。900g・・・900!?


増えすぎました・・・。いやぁ。毎日でっかいマウス2匹とウズラ1羽とか、マウス2匹とヒヨコ2羽とかモリモリ食べてたもんね。大体1日の食餌量が150g-200gくらいあったもの。しかもしばらく投薬のためにケージに再収納して運動してなかったから(汗)。
連れて行った獣医さんでも
「だいぶ増えましたねぇ」
「ですよねぇ・・・」
と絶句するほど。
太り過ぎというほど太ってはいないけど、これでギリギリかなぁ、とか思ってた(でも体も別にぷよぷよしてるわけじゃないし)。

血液検査の結果は、高かった尿酸値が正常に戻ってたし、顔にも生気が戻って来たし、足の怪我はどうしようもないけど、人差し指の所以外はほとんど自力で回復して来たし。

ほんと、フクロウの自己治癒能力というか生き抜こうとする力にはすごいものがあるよなぁ。


 
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posted by モリフクロウ at 08:55| Comment(5) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月11日

元気です

そんなこんなの骨折フクロウ。まだ元気です(オイw)。
餌とか吐くとかそんな話ばっかりなんで、お食事中の方はお気を付け下さい。

rai20130406_1.jpg来た当初は全然餌を受け付けなくて、一気食いしたマウスをそのままの形で吐き戻してしまい、かなり焦らされた(よくよく考えたら、ずっと点滴と流動食だったフクロウにいきなりステーキを見せたもんだから、嬉しくて食べて吐き戻しちゃったんだろうな・・・反省)。
いや、一応そのときも、鶏肉とヒヨコとウズラとマウスとラットをちゃんと並べてあったんだよ。だけど真っ先にマウスに行ったんだよ。
吐き戻した後で本人も反省したのか、ヒヨコや鶏肉から食べるようになり、数日したらそれがウズラとマウスに移行した。今は毎日マウスをペロリ。来た当初はどこからこんなに水が出るんだ、って量のものすごい水っぽい糞というか水ばかり出てたんだけど、それが収まって数日したら、ちゃんとフクロウらしい白と緑の糞に。今朝にいたっては上空から盛大な爆撃の跡が・・・元気なのはいいことですよ、はいはい。

なかなかペリットを吐かなくて、吐いたペリットもなんか毛の塊というか、ものすごく密度が低くて心配してたんだけど、幸い昨日くらいからちゃんとでっかいペリットが確認できるようになった。いわゆるフクロウらしい塊になった状態のやつ。弱ってるとペリットも出せなくなるんだから、色々とフクロウも大変だ。

 

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posted by モリフクロウ at 11:32| Comment(6) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月05日

ばたばたばた

rai20130401.jpg月曜の昼に電話。
「フクロウ預かってもらえませんかね」
県の傷病鳥獣保護担当の方から。
「はぁ、いいですけど、何時頃どんなフクロウです?」
「ちょっと先生と相談してみます」
30分後に再度電話。
「今から引き取りに来てほしいんそうなんですけど」
「はぁ!?」

ってなことでバタバタ準備してその日のうちに引き取ってきたのがコイツ。道端で落ちてたのを担ぎ込んできた方がいたそうで、骨折して動けなくなってたUral owlだった。
正直状態があんまり思わしくなくて、尿酸の血中濃度が高いらしい。餌は多少は食べるようになったものの、それまではずっと点滴でしのいでいたそう。
「連れて帰ってもすぐ死ぬことになるかもしれませんよ。うちだと点滴なんてないし」
「仕方ないです」
「それでもお願いします」
って獣医さんと担当の方の言質をとって帰って来たよ(汗)。 


x-ray.jpgこれがフクロウのレントゲン写真。人間の肩から手の先だと思えば・・・橈骨と尺骨のあたりで、一本折れて、一本外れてる。これで歩いたりしてるから、本当にフクロウってばこわいよ・・・。羽をたたむと変なところに骨が飛び出してて怖くて持てないんだけど(汗)。

2階の人の入らない部屋のケージに入れたけど、初日、2日目くらいは相当ダメな感じで、呼吸は荒いはフンといっても水しかでないは、しかも糞は真っ白。もう、毎日「死んでるんじゃないか」「動かなくなってるんじゃないか」とドキドキしつつ様子を見に行くたび胃が痛くなってた。


 

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posted by モリフクロウ at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月16日

フクロウを拾ったら県に電話!

あー。ええと。
どこかでコノハズクが拾われて、飼えるかどうかだったり、餌は何で、どのくらい温めるんだ、みたいな話が出てるみたいですね。
とりあえず結論から。

■野鳥は許可なしに飼育できません!(違法行為です)
 県の傷病鳥獣保護担当などに連絡して、引き渡すなり無償で見てくれる獣医さんを紹介してもらって預けてください。
■餌は大型小型関係なくネズミやヒヨコ、ウズラ(冷凍品をショップなどで買って来てください)
■餌を温める必要はありません(無駄に腐るんでやめてください)

 以前書いた『フクロウと餌の温度』。餌は室温程度で十分です。
■空気穴のあいた段ボールにいれて
 鳥かごは最悪です。フクロウは鳥かご嫌い。止まり木は細いし、周り丸見えだし。

この辺りは拙著『フクロウ飼ってます!』でも書きましたので、よければ見てみてください。

今回の件、見たところ窓ガラスなどにぶつかって目や頭をやられた風味だったし、県の鳥獣保護担当に引き渡すという話になっていたので、いいかとは思いますが。
フクロウの餌を温めないといけないというのはほぼデマですよ。確かに仕留めた直後の餌を食べれば温かいですけどね。フクロウは落ちてる死んだ鳥や動物の肉も食べますし、餌が多く獲れたときは貯食といって餌を巣の中などに隠す行動をします。冷たい餌を食べられなかったら、そんなヤツら死んで絶滅してるって。餌を温かいまま放置すると、すぐ溶けていたんでくるんでやめてください。
また、人間が与える餌は流通の問題からマウス、ウズラなどですが、実際のフクロウは魚、虫、爬虫類、両生類などもかなりの比率で食べています。もともと温かくないものも沢山食べてるんだよ・・・大丈夫かい?

フクロウの餌は鮮度がよくないとダメ、とか温めないとダメ、ってのは単なるデマですよ。気にしないように。冷蔵庫で1,2日保管した餌でも全然問題ないですから。あのね、巣の中に餌を数日放置してる連中が鮮度を気にするようなら、とっくに死んで絶滅してるから・・・。野生フクロウたちがそういう行動をしているってことは、そんなことごときじゃフクロウたちは死にませんから。フクロウはそこまでデリケートな動物じゃないですから。

ただし、弱った個体や小さな雛は、冷たい餌で体力を奪われる可能性もあるので、そこは獣医さんや詳しい人と相談して。うちのアメリカオオコノハズクの雛は、母鳥から室温の餌だけもらってすくすくと育ちましたし、実際野生でも仕留めたばかりの餌ばっかり食べてるとも思えないから、これもちょっと過保護かもしれないけどね。小型のフクロウたちの餌は虫だって多いし。

とりあえず、フクロウや怪我をした野生動物を拾ったら、すぐに県の傷病鳥獣保護担当に電話して指示を仰ぐこと。用件を言えば絶対取り次いでもらえますから、番号がわからなくても県庁や地方事務所に連絡すれば大丈夫。それだけ覚えてね!

怪我をしたコノハズクが無事山に帰れますように。
posted by モリフクロウ at 12:32| Comment(3) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月19日

これまでのフクロウ(あらすじ)

やばいー。全然更新できてないー!(あ、タイトルは嘘です)。

こ、心をいれかえて・・・いや、無理か・・・。
我が家に来てすでに3週間近く経ってしまったのに、まだ1、2回くらいしか出て来ていない野生フクロウ(一応ちゃんと名前はあるが、読んでも当然反応はない)だけど、元気にやってます。
むしろ元気すぎて怖いくらいだよ。

毎日画像をとってtwitterには載せてるけど、簡単に移動させる方法を模索してる間に更新を怠る結果になってしまい。むしろ素直にtweetを流せばいいんじゃないかと思ってみたり(汗)。

気が向いたら、途中画像だけでも該当日時にアップしていこうかな。顔つきがだんだん変わって来たのがわかるから。
 
 
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posted by モリフクロウ at 10:41| Comment(4) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月05日

野生の個体とのお付き合い

raiwing.jpg事故で切断された翼。獣医さんに「記念に持って行っていいよ」って言われたんだけど、いや、これ、どうしよう(汗)。でも捨てられるよりは、と思って持って帰って来た。綺麗な翼だったのにな。本当にかわいそうに。




ペットのフクロウの場合、WCと呼ばれる野生で捕まった個体と、CBと呼ばれる人間に飼育されている繁殖用ペアから生まれた個体に主に分類されている。
以前はWCが多くて、しかも成体もよく売りに出されていたので、かなり荒々しい個体を見ることが多かったけれど、最近は鳥インフルエンザなどの関係で輸入が規制されたりして、ほとんどがCB。稀にいるWCもかなりが雛で、雛から育てられたWCフクロウは、ヒトとちょっと距離を置くけど元々野生のくせして結構慣れる。
一番最初に飼っていたモリフクロウ2羽はWCだったので、まぁちょっとした緊張関係から始まり、微妙な信頼関係のバランスの上に成り立っていた・・・いや、その後の個体も基本的には人間キライなところから始めてるから、それほど変わらないのかもしれないけど。

とはいえ、今回のフクロウの場合。野生のしかも多分3-4歳の雄(あくまで推測だけど)。正直人間のことは不倶戴天の敵だと思っているので、なんで自分がここに捕まっているのかもわからなければ、ここにいるように説得するのも大変だ。これまでは自分で餌もとってきて、他の外敵から身を護って暮らしてきたのに、身近なところに巨大な敵がいるのは耐え難いことだろうな、と思う。
考えてみ? 今の自分がいきなり交通事故で気を失ったと思ったら、片腕がなくて見知らぬ部屋に閉じ込められて、ゴリラが毎日食事を持ってくるんだぜ?(ゴリラに他意はないけど、あくまで物の例え) そりゃ、どうかされないと思う方がおかしいし、多分全力で脱走しようとするに違いないよ。
今のフクロウはまさにそんな状態。まだぼんやりとしか物がわかっていない雛の時ならともかく、もうすっかり自立して一羽で森の中で何年も生きてきた身にとってはかなり辛いことだと思うんだ・・・。もしかしたら彼女や雛がいたのかもしれないもんなぁ・・・。



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posted by モリフクロウ at 11:52| Comment(8) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月03日

野生フクロウの今後の話

20pznb.jpg軽く威嚇中。

沢山の応援コメント、メッセージ、ありがとうございます。
保護フクロウ大人気だな・・・。

まだ体調不良にもろもろあって、blogの毎日更新はちょっと難しいけど、2、3日に一度くらいは更新していこうかな。なんせヤツが来てから、早速あれやこれやいろいろとやらかしてくれてまして(汗)。
全く野生のフクロウを飼うっていうのも、今や珍しい部類だろうから、記録もかねてちょこちょこと。

携帯変えてから、画像の処理なんかも全然やってなくて、これ、画像をPCに移してからどうすりゃいいんだっけ? とか言ってる状態なので、しばらく生ぬるい目でお見守りを・・・。最近の携帯って無駄に高画質だよね? だよね? instagramから直接もってこられれば楽なんだけど、これでもでかいしなー。

 

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posted by モリフクロウ at 12:31| Comment(7) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月29日

2年ぶりのフクロウ

『フクロウ飼ってます!』を書いたご縁か何か、いきなりフクロウ(Ural owl)が我が家にやって来ることになった。

ある日突然林務課の方からお電話。
「怪我をしたフクロウが運び込まれてですねー」
「あれ、確か松本市は施設があってそっちに運ばれるんじゃなかったでしたっけ?」
「ああ、施設が手一杯で断られちゃったんですよ。もう4羽いるところに雛も運び込まれてて」
「は、はぁ・・・あの、大きなフクロウですか?」
「お、大きい・・・あ、そうです、大きい奴です。小さいフクロウじゃなくて」
などというやり取りがあって、結局引き受けることに。

成体のフクロウで片翼がダメになった状態で保護されたけれど、傷口がもうめちゃくちゃで、骨を接いで治るとかいうレベルではなく、切断するしかなかったそう。多分人間の人工物(電線など)にひっかけたんじゃないかという獣医さんのお話だった。
 
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posted by モリフクロウ at 15:14| Comment(7) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月21日

テレビがっ!

えーと。予定を変更してテレビの話にしようかと思います。
某珍百●という番組で、誤認保護が堂々と取り上げられたらしいので。
どこまで誤認保護で、どこからが保護なのかは非常に微妙です。その場で見ていたわけでもないし、そこにいるわけでもないので、本当にそんな内容だったかどうかはわかりません。
が、あくまで原則があって、それに沿わないものを堂々と珍●景などという人気番組で全国ネットで流されるのは、非常にマズイ。最初に誤った知識を持ってしまった人は、なかなか方針転換してくれません。
「野鳥の雛を無許可で拾うのはいいことなんだ!」
って思っちゃう。
違うんだってば!!

『フクロウ飼ってます!』にも書いたけど、フクロウの生態を知っていれば、こんなことにはならないはず(というか、なって欲しくなくて書いたのにな・・・)。
昨日は沢山の方に、このひとつ前の記事『野鳥を保護すること』をtwitterでRTしていただきました。疑問に思われた方もいらっしゃったみたいです。ありがとうございました。

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posted by モリフクロウ at 12:20| Comment(5) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月15日

野鳥を保護すること

フクロウネタをいくつか拾ってるけど、書かないまま時間が経って、気付いたらなかったことにしてること多々あり。
いかんなぁ・・・。

今日はフクロウや野鳥の保護の件でいくつか。
誤認保護(善意の誘拐、フクロウたちにとってはただの誘拐)の話は、このblogで何度も書いてきたので、ご存知の方も多いはず(前回はこれ)。
今も相変わらずメディアは「カワイソウなフクロウを助けてあげた善意の人!」的な扱いをするので、ちょっと困る。というか、これまで地方ニュースでしか流れてなかったようなネタが、全国ネットで流されたり、インターネットで検索できるようになったので、余計に目につくのかもしれない。

少し前には例の、「家の中にフクロウの雛が落ちてくるので、可哀想だからササミで育てて山に帰してる(たぶん死んでる)」というおばあちゃんや、各地でフクロウの雛を目撃した、拾った、保護した、という報道があったり。フクロウおばあちゃんのリンクを貼ろうと思ったら、2012年のものは消されているのか出てこない。なかったことにされたかな・・・? 2010年の記事は変わらずあるので、もし気になる方はそちらをご参照ください。これまで52羽だったかを拾ったそうですよ。そうですか、52羽も・・・。善意でやってるのはわかるけど、誰か間違いを訂正してあげることはできないんだろうか。

新聞の中には「間違いでした、正しくは元の場所に帰してください」と訂正した例もあったけど、これはほんのごく少数。大半はそのまままた来年も、再来年も、勘違いしたまま綿々と続いていきそうな感じだったりする。
実際つい最近、『フクロウ飼ってます!』からみで長野の新聞社や、タウン情報誌の方に取材されたけど、「雛をひろわないでキャンペーン」の認知度はえらく低い(というか知られてない)。ここぞとばかりにアピールしておいたけど、野鳥の会の中の人は、ぜひもっとがんばってほしい(笑)。

ヒトと野生の動物たちとの距離を間違えると、往々にしてお互いに悲しいことになる。
山梨の善光寺では、少し前に巣立ったフクロウの雛が衰弱死してしまった。どうやらカメラマンやウォッチャーたちの観察圧が原因。毎日何十人もの怖い人間たちに取り囲まれてカメラを向けられていたら、そりゃ親フクロウだって近づきたくなくなるよね・・・(元記事はこちら)。自分さえよければいい、と思ってる人たちのせいで死ぬフクロウが可哀想すぎる。野生動物に近づくなら、それ相応の距離感を持って臨むべきだと思う・・・。フクロウを殺してしまったら折角のいい写真も何も台無しでしょう。きっと撮影された画像には「お腹がすいたよ、助けてよ」ってフクロウ雛の顔が写ってるんだろうと思うと、ちょっとやりきれない。写してる人は気付いてないだろうけど。

続きは動画をいくつか。続きを読む
posted by モリフクロウ at 13:02| Comment(3) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月16日

誤認保護にご注意!

相変わらずこの季節がやって来たよ! 
「カワイソウなフクロウを拾った!」
「助けてやったぜ!」
「親からはぐれた孤児フクロウを鶏肉で飼育」
えーん、やめてー。ほとんどが間違いだよー・・・。

丁度この時期が巣立ちの時期にあたるので、単に巣から飛び降りて散歩・探検してるだけなんだよー。親は近くにいるんだよー。誘拐するのはやめてくれよー。
マスコミがまた、こぞって美談でとりあげるもんだから、出てくる人の「いいことしてるのよ!」って顔がまた怖い。いい加減誤情報を流し続けるのはやめてもらえませんかね。
神戸あたりでは成体のアオバズクが拾われたそうで、こっちは渡りの最中に弱ったか誤って人間の建物にぶつかってつかまってるけど、これに手を差し伸べるのは間違いじゃないと思うんだけどね。

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posted by モリフクロウ at 11:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月24日

今日のフクロウ

といっても本体はもういません。

朝5時に起きたので、ついでに周囲を偵察に行ってみた。
まず最初に扉を開けっ放しにしておいたケージをチェック。・・・いない。いや、いないのがいいんだけど。

周囲を確認。昨日は真っ暗で何も見えなかったけれど、一応あたりに血痕とか羽根が飛んでないか確認。
何もなかったので、多分家の近所で襲われたということはなさそう。

そのまま以前脱走したときにカラスにいじめられていた畑と、昨日鹿がいたあたり(水場)を散歩。
特に何事もなし。

遠くでカラスが騒いでいたので、ちょっとドキドキしつつそっちに向かったけれど、ただのカラスの集会だったらしく、
「おい人間きたぜー?」
の一言で解散だった。
かなりぐるーっと歩いて、あきらめて家に帰る途中、猫が5匹くらいうろついていたので焦ってみたら、単なる日向ぼっこだった。

・・・。

一応無事。無事山に帰ってる。そう思おう。
夕方頃も同じルートを確認したけれど、やっぱり痕跡はみつからず。嬉しいやら寂しいやら。

元気でやってるといいな。

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2007年04月23日

山に帰ったフクロウ

ここ数日、うまい具合に天気予報が外れてくれて、比較的よい天気でした。4月に入ってから雪だったりミゾレだったり、雨だったり、あんまり天気がよくなくて放鳥できなかったのですが、ここぞとばかりに放鳥することに決めました。
県の担当者とも話をしておいたので、もう準備万端。

ちなみにうちの近くにはUralがいて、この預かっていたフクロウを見に来たこともあるので、エサは獲れるようです。他のUralの縄張りってことはさておき、家の近くで放してください、ってことになりました・・・。
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posted by モリフクロウ at 23:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 傷病鳥獣保護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月17日

今日のフクロウ

rai20070416_.jpg昼間出てきて見張りをしていたので、久々に写真を撮ってみた。
・・・なんか丸くて白くなってた・・・。

水の汚れっぷりからして、結構まめに水浴びしてるようです。

最近猛禽倶楽部さんのご協力で作っていただいた足革をつけて外に出し、羽ばたく練習をするようになりました。
紐がからんだりなんだりでなかなか難しいのですが。
本人的には脱走のチャンスと思ってるし。

でも飛ぶのがやっぱり下手・・・。
もう少し頑張って飛んでもらわないと。放した直後にキツネに襲われたら嫌だしね。

カラスが何事かと様子を見に来たり、散歩中の犬やら野良猫がこっちをみて固まってたり。何かと危険が多いです。いまのところ人間がいるから平気だけど。



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2007年04月14日

今日のフクロウは痛かった・・・

そろそろ放すかなー、などと思っていたら雪が降り、天気が悪く・・・ぐずぐずしてたら4月になっちゃいました。
雪も終わったことだし、そろそろ飛ばす練習を・・・などと思っていたら、周りで耕作が始まり、毎日毎日でっかいトラクターがウィンウィンすごい音を立てて動いているので、怯えたUralがケージから出てきやしません。
うーん、あと1,2日で耕し終わるだろうから、そうしたら練習させよう。そうしよう。

さてさて日に日に元気になってるUral owlですが、以前は人間がつつこうと何をしようと無抵抗だったくせに、最近はナマイキにも反撃するようになり、よろこばしいことです。

・・・今日は人間が餌をやりに行ったら、またその隙にケージのドアを蹴り倒して外に逃げ出しました。
逃げ出したところでまた以前のごとく固まり、いつもの調子で捕まえたら、反撃されて素手に大穴開けられました。しくしく。直径5mmくらいの穴をいくつか、久しぶりに開けられました。
「うおー、血がとまらねーっ」
と思いつつ、慌てず騒がずフクロウをケージにポイッ。

Ural owlの握力はものすごいもので、あまり鋭くない爪でも人間の手に見事に食い込みます。
まっすぐ刺さっても痛いけれど、えぐられても結構痛いんです、これが。うーん、さすが猛禽だなぁと感心します。獲物が小動物なら、一度これにつかまれたら絶対に逃げ出せないでしょう。
本当は皮の手袋をはめて捕まえればよかったんでしょうが、今日はそれを取りに行ってる間にパニックになってまたわけのわからないところに行ってしまいそうだったので、やむなし。

ま、元気になってきた証拠なんですけどね。人間側にしてみれば助けてやってるけれど、Ural owlにしてみれば、毎日生きた心地がしないんだろうなぁ、と思います。またキツネやら猫が周りをうろついてるみたいですし。

そろそろお別れかなぁと思うとちょっと寂しいですが、元気に山に帰ってくれるのが一番です。

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2007年03月06日

今日のフクロウ

rai20070302.jpgそろそろかなり春めいてまいりました。
例のフクロウ、換羽が始まってモリモリ食べて体力をつけてるようです。

今日は何故か地上にいるので、ちょっと近づいて様子を見たら・・・なんと2段重ねにしていた段ボールハウスが、一部決壊。
いつも2階に陣取ってたわけですが、ものぐさなのかそこでぷりっとやってた水分で段ボールがボロボロに。2階の床部分の段ボールがほぼなくなってまして、びろーんとたわんだ状態に。

・・・そりゃそこには重いキミはいられんわな。

ちょっと切なそうにしてたので、段ボールではなくて薄いベニヤの板で補強してやり、なんとか2階建てを維持してやったら、翌日にはやっぱり2階で落ち着いてました。
換羽が落ち着いたら、飛べるように少し訓練して山に帰ってもらいましょう。やっと雪もなくなったしね。


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2007年02月21日

今日のフクロウ

rai20070220 (2).jpg久々ですが。
人間が出かけてる間も別に何も変わった様子はなく、普通です。
ご飯も適当に食べてます。

来たときより落ち着いたかなーという気がします。
なんかきたばっかりのときは切羽詰ってたし。体力的にも精神的にも追い詰められてたのかなぁと。

相変わらず人間が嫌いなので、あんまり近寄ると控えめに威嚇するのは変わらずですが。

傷病鳥獣保護担当に「そろそろどうしますかねー」なんて聞いてみたけれど、まぁ適当に、という感じでした。
適当に放していいもんじゃないとは思うんだけど・・・。また次誰かに保護されたときに、放鳥した印をつけておければ、と思ったけれど、そういうものも用意されてないらしい。

・・・。うーん。

中途半端に救うなら、救わなければいいのになぁ。


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2007年02月19日

外来生物と自然保護活動

rai20070105 (1).jpgフクロウネタとかぶるようなかぶらないような微妙な話ですが。以前書いた外来生物の話はこちら

ここしばらく、野生動物の調査団体にボランティアに行ってます。怪しげなところではなくて、ちゃんと環境省から委託を受けて調査をやってるようなところですが。詳しい話を聞くまでは、自然保護団体と聞くとちょっと警戒したくなる雰囲気だったのですが、ここはごく普通でした(笑)。

長野県内では、アライグマやアメリカミンク(どちらも特定外来生物に指定)の被害が拡がっており、その対策に頑張ってるところ。とはいえこういう団体は非常に少ないうえに、なんか予算もあんまりないらしくて(失礼! 実情はわかりませんが)、活動が大変そうでした。

おっとりフクロウ→


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2007年02月12日

今日のフクロウ

今日も脱走(今日っていうか昨日?)。

人間が中に入って水を換えていたら、いきなりドアを蹴り、掛け金を外して飛び出した。
人間が入ってきたのを見て、一応ドアを閉めたのは見ていたけれど、「今蹴れば逃げ出せる!」という何か確信を持った動きだった。
逃げ出す気力ができたということは非常に喜ばしいことなんだが。

・・・が。

慌てて後を追って外に出たときに見たものは。
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2007年02月09日

今日のフクロウ

rai20070209 (2).jpg久々に今日のフクロウ。
相当箱を破壊してます・・・。
段々体重でたわんでるけど、大丈夫だろうか(汗)。

流石に本人もヤバイと思ったのか、破壊の程度は最近進んでない気もしますが。

大分周囲も暖かくなって雪が融け始めてきたので、そろそろ外に出す準備をしようかと思ってます(箱の外ね)。
ただし・・・また迂闊に出すとカラスにおそわれたりするんだろうなぁ。

キツネもイタチもいるし。
ある程度家の周囲を理解して、ちょっとずつ遠くに行ってくれるならいいんですが、こいつの場合いきなり遠くに行って落ちる前科があるだけに、このまま放していいもんかどうか悩みどころです。
どう考えても獲物を獲るスキルがあがってるとも思えないし。

さてさて。思案のしどころ。

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2007年01月25日

危うしフクロウ2

rai20070104_1.jpgうちの預かり中フクロウ。今は庭の小屋に入れてあるけれど、去年の年末、謎の動物に襲われた(襲われたときの話はこちら)。
幸いその時は、フクロウがちょっとパニックにはなったもののたいしたこともなく、足跡しかなかったので本当に何が来たのかもわからなかった。


←元気に食事中のため自主規制
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2007年01月22日

今日のフクロウはひなたぼっこ中

rai20070122_1.jpg昼間餌をやりにいったら、久しぶりにいい天気で見張り兼日なたぼっこしてました。

・・・図太いんだかなんなんだか。
この直前に犬が見えるところを歩いていったのですが(この時期、やたらと猟犬が多い)、普通にしてました・・・。
見てる方が心配に。リラックスして右足しまってるんだよね。それじゃ何かあったときに飛んで逃げられないんだけどな。

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2007年01月17日

今日のフクロウ

rai20070101.jpg捕まった初日、箱の中で背中を向けていたUral owlですが、その日の夕方には昨晩食べ残した餌を一生懸命食べようとしていた痕跡が。いや、あの・・・この辺は半端じゃなく寒いので、一晩食べ残すとガチガチに凍って、フクロウの力でも歯の立たない硬さになるのですよ。
一生懸命引っかいた跡があったので、慌てて餌を多めにやりました。

多分一晩飛び回って、そうとうカロリーを消耗した様子でした、

で、翌日の朝には元気にいつもの場所で見張り。ケージの一番前まで出てきて、嫌そうーに辺りを睥睨してます。
今日も雪の中、やっぱり周囲の見張り中。
つくづくタフなヤツめ。

でも前回脱走したときもそうでしたが、多少は痛い目にあった自覚はあるようで、脱走しないで様子を見ようという雰囲気になりました。新しく補強した段ボールもかじった様子はなく、ひたすら自分のいる箱の破壊活動に専念してます。
また1週間くらいはおとなしくしてくれるかな? してくれるといいな。
・・・もしかして1週間したら、痛い目に会ったことを忘れる鳥頭だったりするのかも?



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2007年01月15日

フクロウ捕獲

rai20070115.jpg目撃情報のあった地点を中心にあちこち歩き回って探しました。
こういうときワイルドものは困る。
呼んでも来ないし(汗)。

本当は暖かい時期なら、このまま山に帰ったと思えば一件落着なんですが、このマイナス10度の気温だと確実に餌が取れなくて落ちるので、そうなる前になんとかつかまえたいところ。


捕獲直後。相当イヤになってます→

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フクロウ大脱走

以前、新しいケージに移したその日に脱走したフクロウ(その時の話はこちら)。

しばらくはおとなしくしていたと思ったのですが、ここ数日やっぱりまた外に出たくなった様子でした。
前回脱走したところはきっちり段ボールでガードしてあったのですが、何度か爪やクチバシでアタックした跡が。自分の脱走したところを覚えているなんて本当に頭がいい。

ところが・・・今回は正々堂々と正面からやられました・・・。バカバカ、自分のバカ。

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2007年01月09日

野生のフクロウが見に来た?

今預かり中の野生のフクロウは、庭先の小屋の中にいます。
時々入り口の一番手前まできて外を観察していますが、外から見ていて、
「ここにフクロウが!!」
という目立ち方では決してありません。

その証拠に近所に飛び回ってる小鳥達も一度もモビングに来ないし。
モビングとは、群れの鳥たちが猛禽類やヘビなどの天敵を見つけたときに、集団で騒ぐ行為。もしかしたら冬はあまりやらないで、春先などの巣を構えているときにやるのかもしれませんが・・・でも昔うちのモリフクロウがモビングされたときは冬だったなぁ。

まぁ、フクロウが近くにいても平気で餌台で餌を食べてるみたいです。
・・・もしかして出てこられないのがわかって、バカにされてるのか?(汗)
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2007年01月08日

雪の中のフクロウ

rai20070107(2).JPG今日のお預かり中フクロウ。
何故か大雪ですごい吹雪なのに、ケージの一番前で周囲を観察してました(多分20センチくらい積もってた)。

流石に吹雪の間は写真が撮れなかったけど、翌朝見に行くとこんな感じ。
結構深いひさしつきの屋根なのに、雪が吹き込んでました。

・・・。

あんた、周りに雪が積もってないって所を見ると、結構長い間そこにいたね?
寒くないのかなぁ。しばらくして見に行ったら、箱の前に戻ってましたが。



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2007年01月05日

今日のフクロウ

rai20070105 (1).jpg今朝様子を見に行くと、珍しく一番前じゃなくてちょっと引っ込んだところにいました。

体重1.2kgを支えられるか心配でしたが、意外と段ボールハウスが気に入った様子。
ここ数日、朝はここにいます。

下の箱の方が口も大きく、安心するかなぁ、と思っていたのですが、やっぱり高いところの方が安全なようで、いつも下の箱の上に。

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2007年01月03日

今日のフクロウ

rai20070103 (1).jpgケージの周りに金網を張ったのが幸いしたのか、最近変な野生動物は来てないみたいです。
足の怪我もかさぶたがもうできて、普通に歩き回ってるので大したことないらしい。
・・・凍った水入れの上に立ってるのは、見てるほうが寒そうなんだけど、足の裏は冷たくないんだろうか。謎ですが。

←昼間なので、ちょっとイヤ顔。
これでイヤ顔です。決して"うっとり"とかそういうわけではないのです。

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