ということでとりあえず今回調べたことのまとめと、今回の産卵のまとめ。
まずそもそもの話から。
フクロウの産卵数は種によってまちまち。同じ種でも地域によっても大分違うので、ま、参考程度に。
体のサイズによって決まってるのかと思いきや、ニシアメが平均4-6個産むのに比べて、メンフクロウは平均5個(4-7個)。モリフクロウは平均3個(3-4個)。ヨーロッパコノハズクでは平均4個(3-6個)。ワシミミズクは平均2.6個。シロフクロウと来たら、平均7.7個!(←レミングの数で大分違うらしい)。
とまぁ、天敵だったり餌の数だったりで結構ばらつきがあります。
とはいえ、人間が飼育したからといっていきなり毎日産み続けたり、規定数を超えて生むようなことはありません。あくまでも個体や環境のばらつきの範囲内。そこが野生動物のすごいところ。
うちも去年は3個だったけど、今年は6個。それでも野生の調査結果とほぼ同じ。稀に7個くらい生むこともあるそうだけど、まぁ出現頻度としては最初に書いたとおり、4-6個くらいが一番多いようです。
卵は少しずつ日をずらして産み、順番に抱卵していきます。ニシアメの場合は2,3個産んだところで抱卵するヤツもいるようで(以前の記事は
コチラ)、きっちり順番に抱いていくわけではなさそう。で、大体28-29日くらいすると雛が孵ります。ニシアメの場合は27-31日の観察記録がありますが、その年の気候や、卵の大きさ、卵の数(転卵に時間がかかるらしい)によってもかなり変わってくるそう。
この間、抱卵は全部雌の仕事。餌をとってくるのは雄の仕事。巣箱の周りでは、両親がすごく神経質になってることが多いので注意が必要です。
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posted by モリフクロウ at 12:00|
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卵を孵そう
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